パソコンを動作させている土台となる基本システムのことをOS(オペレーション・システム)と呼びます。
Macintoshパソコンなら「Mac OS X (マック・オーエス・テン)」、Windowsパソコンなら「XP
(エックスピー)」や「Vista (ビスタ)」、Linuxパソコンなら「TurbiLinux」など、他にも、BeOS、超漢字……etc、耳慣れた名称から、聞いたことのないOSまで、いろいろあります。
このコーナーでは、「Windows系パソコン(ウィンドウズ系パソコン)のOS(オペレーション・システム)の選び方」について解説していきます。
2007年夏モデル・パソコン(Windows系パソコン)のOSの主流は「 Windows Vista
」搭載になりますが、まだまだ市場の要望や需要があるため、デル(DELL)、エプソン、ヒューレット・パッカードをはじめとする一部のパソコンメーカーでは、「WindowsXP」搭載も選ぶことが可能になっています。
OS選択の基準は、下記に紹介するような特別な理由がなければ、これから主流OSとなる「Windows Vista 」を選択するとよいでしょう。
■購入予算が限られている場合
WindowsXPは、Windows Vista ほど高いハード・スペック(パソコンの仕様構成)を要求しないOSであるほか、今後、Windows
Vista に切り替わるOSです。そのため、現在販売されている WindowsXP搭載パソコンは、底値に近い価格になっており、お買い得感が非常に高くなっています。「購入予算が限られている場合」には、WindowsXP 搭載パソコンを購入すると、経済的な買い物ができます。
WindowsXP の「 Home 」、「 Professional 」、「 Media Center 」各エディションのサポート期間も2014年4月迄延長されているので、利用する上で特に心配するようなことは何もありません。
また、Windows Vista へのアップク゜レードにも対応しているWindowsXP 搭載機なら、予算に余裕ができた時点で Windows Vista にアップグレードしたり、HDD(ハードディスク)を分割して Windows Vista を追加インストールして、1台のパソコンで2つのOSを利用できるデュアル・ブート環境にすることも可能になります。
ただし、「本当は Windows Vista がほしいんだよなぁ……」という、OS選択に特別なこだわりがある場合には、安易に WindowsXPパソコン を選択するべきではなく、資金が貯まるのをまってから Windows Vista パソコンを購入することをおすすめします。 |
|
■作業内容を考慮すべき場合
Windows Vista は最新のOSですが、その新しさがゆえの問題点もあります。
「特定のWebページが表示されない、特定の操作ができない」など、確認されている事例としては、銀行・証券会社・ファイナンス系サイトなど、セキュリティ性の高い会員コーナーでの表示や作業が、Windows Vista 未対応のため、現在でも、Webページ注意書きが掲載されていることが少なくありません。
オンラインゲームでも Windows Vista 未対応だったり、特定の操作ができないなどのバグが報告されており、今後の対応待ちになっているのが現状です。近く、日本語版が公開される、話題のオンライン仮想空間「セカント・ライフ」も、まだ Windows Vista 未対応です。
一般的な作業しかしないのであれば、Windows Vista 搭載パソコンを選択してもよいと思いますが、仕事上のデータのやりとりがある場合には、状況に応じて、WindowsXP搭載パソコンを選択したほうが、トラブル防止になると思います。 |
|
|
|
※文字が消えている場合は、セキュリティソフトの広告ブロック機能をOFFにしてからご覧ください。
※当サイトは個人が作成・運営しており、掲載しているパソコンの画像は、メーカーの承認をえており、著作権はメーカーに帰属します。 |
|