HDD(ハード・ディスク・ドライブ)の容量

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HDD(ハード・ディスク・ドライブ)の容量

データやプログラムなどを長期間保存する場所のことをHDD(ハード・ディスク・ドライブ)と呼び、一般的に「HDD」と表記されます。通常、メモリ内のデータは、パソコンの電源をきると消えますが、「HDD内のデータは、電源をきっても消えません」

技術の進歩によりHDDの値段が安くなったことと、テレビ機能つきパソコンの人気にあと押しされている傾向に変化はなく、2008年夏モデル・パソコンのHDD(ハード・ディスク・ドライブ)容量も、大容量化の傾向にあります。

Windows Vista 搭載ノートパソコンのHDD最低搭載容量は80GB程度ですが、事務系ソフトの利用、メール、Web閲覧などが中心で、一般的な作業しかしないのであれば、十分すぎる容量と言えます。

仕様変更が可能な直販メーカーの機種によっては、HDDの最低容量を40GB程度にしている場合もありますが、通常、大きなデータ(動画など)を扱わなければ、容量をもてあますはずです。ただし、現在では、HDDの値段は非常に安いので、パソコンの使用目的と予算にあわせたハード構成にするとよいと思います。

当サイト管理人は、複数台パソコンを所有しており、HDDが40GBのノートパソコンをメインで使っています。大切なデータは外部のメディアか外付けHDDに保存しているので、40GBでも容量は余っています。

ただし、動画保存や編集など、ハードな作業もするのであれば、ある程度HDDの容量がないとパソコンの動作が遅くなるので注意してください。

現在販売されている「標準的なノートパソコンのHDD最低容量が80GB前後になっている」のは、上記のことを総合的に考えてのことであることが理解できると思います。

パソコン購入の際は、自分が必要としている容量を選択することが大切です。

■最新の技術「SSD」について
SSDとは「Solid State Drive (ソリッド・ステート・ドライブ)」の略称で、HDD(ハード・ディスク・ドライブ)に代わる次世代の高速処理が可能な記憶装置のことです。

SSDはフラッシュメモリーを記憶媒体にしており、HDDのようにディスクを持たないため、データの読み書きの際、読み取りヘッドをディスク上で移動させる時間(シークタイム)や、目的のデータがヘッドの位置まで回転してくる時間(サーチタイム)が存在しないので、データの読み書きがHDDに比べて非常に高速であるという長所があります。

HDDのようにディスクを駆動させるモーターも存在しないため、HDDと比べて消費電力が少なく耐衝撃性も高いと言われています。

これらの長所から、持ち運びするモバイルパソコンにSSDを搭載した機種が登場しはじめています。しかしながら、価格が非常に高く、この記事を書いている現時点では「64GBで約11万円程度」で、低価格になることが望まれています。

■最新の技術「ハイブリッドHDD」について
最新技術に「ハイブリッドHDD」というものがあります。「ハイブリッドHDD」は、電源を切ってもデータが消えないフラッシュメモリを組み込んだHDDで、利用頻度の高いデータやソフトを、読み込み速度の速いフラッシュメモリに記録し、処理を高速化しつつ、消費電力をおさえる効果があり注目されています。しかしながら、まだコストが高いため、普及には時間がかかると思われます。

■最新の技術「ターボ・メモリ」について
「ターボ・メモリ」とは、パソコン内部に装着したフラッシュメモリを使い、利用頻度の高いデータやソフトを一時的に記憶する「キャッシュメモリ」として動作させる技術を言います。「ハイブリッドHDD」と違い、通常のHDDと組み合わせて使えるという利点があります。
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