周辺機器と接続する端子類(インターフェイス)

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周辺機器と接続する端子類(インターフェイス)

パソコンには各種周辺機器と接続するための端子類が装備されています。

「端子」、「接続端子」、「接続ポート」、「インターフェイス」など、呼び名や表記が、メーカーや人によって異なることが多いので、この解説では、「周辺機器と接続する端子類(インターフェイス)」と表記し、短い言葉としては「インターフェイス」と表記して解説します。

■周辺機器と接続する主な端子(インターフェイス)の種類
用語 解 説
USB 最も普及している端子で、様々な周辺機器とつなぐことができる。「USB1.0」と「USB2.0」のバージョンがあり、現在、パソコンに標準搭載されているのは、ほとんど「USB2.0」です。
IEEE1394 今までは、主にデジタルビデオカメラの動画を取り込む時に使うケースが多かったが、利用頻度としては減少傾向にある。その一方で、外付けHDD(ハード・ディスク・ドライブ)やDVDドライブなどの接続で利用することが増えている。メーカー製のパソコンに標準搭載されていることが多い端子ですが、USB端子や他の端子を代用して周辺機器と接続できることも多いため、利用経験もなく、なんなのかも知らない人も多い端子です。
PCカードスロット PCカードの差込口。現在販売されている、ほとんどのノート・パソコンに標準搭載されているはずです。デスクトップ・パソコンに関しては、一部のメーカーの機種によっては未搭載の場合もあります。無線LAN環境を利用する際、PCカードスロット端子を利用する機器が多いので、あったほうが無難だと思います。
Express Card
スロット
次世代インターフェイス。PCカードの後継規格とされている新PCカードの挿入口で、標準搭載されつつあります。尚、PCカードスロットでは代用できないので注意してください。長さはPCカードより約1cm短い75mmで、幅は「Express Card/34」は34mm「Express Card/54」は54mmの2種類あります(厚さは同じ)。
メモリーカードスロット SDカード、メモリースティックなどのスロット。デジタルカメラなどのデータを取込むのに便利。
LAN ブロードバンド回線(ADSLや光回線など)やネットワークを組む際に必要な端子。現在販売されているほとんどのパソコンに標準搭載されているはずです。データ転送速度の違いにより、10BASE-T、100BASE-T、1000BASE-Tなどの規格があります。
モデム 電話回線を利用してダイヤルアップ接続してインターネットをする場合に必要になります。以前までのパソコンなら、ほとんどの機種に標準搭載されていましたが、ブロードバンド回線(ADSLや光回線など)が非常に普及したため、パソコンの機種によっては、モデム未搭載やオプション選択になる場合も増えてきています。

ブロードバンド回線(ADSLや光回線など)でしかインターネットを利用しない場合には不要になりますが、回線が故障した際に、どうしてもインターネット接続しなければならない場合、モデムがないと、一般電話回線を利用したダイヤルアップ接続ができないので、あったほうが無難ではないかと思います。
外部ディスプレイ セパレート型(分離型)のデスクトップパソコンの場合は付属のディスプレイを接続するために使う。ノートパソコンの場合は外部ディスプレイやプロジェクターなどとつなぐ場合に利用します。

■端子の種類
D-Sub 15ピン 液晶ディスプレイやプロジェクタなどに映像信号をアナログで映像を出力するタイプ。
DVI-D 液晶ディスプレイやプロジェクタなどに映像信号をデジタルで映像を出力するタイプ。アナログのようにケーブルで信号が劣化しないので綺麗に映像表示できる。
DVI-I アナログとデジタルの両方の信号に対応している。変換ケーブルを使えば、D-Sub 15ピン端子のディスプレイにも接続できます。
S映像出力 内蔵のDVDドライブで再生したビデオをテレビなどに表示する場合などに利用するが、利用頻度は減少傾向にある。
PS/2ポート キーボードやマウスの接続などに利用されていますが、USB接続などにかわりつつあります。
光デジタル音声出力 MDの録音・再生機能のあるオーディオ機器と接続でき、DVDサラウンドを楽しむ時などに利用します。「OPTICAL OUT」と端子部分に表記されていることもあります。
HDMI AV家電(オーディオ・ビジュアル家電)と映像・音声入出力端子。映像と音声を1本のケーブルでやりとりできる端子。「HDMI端子を備えたパソコン」と「HDMI端子を備えたテレビ」があれば、1本の専用ケーブルで接続ができ、テレビ画面を利用することが可能です。比較的新しい端子で、今後の普及の可能性が大きいとされている。
その他 上記のほかに、「SCSI(スカジー)」、「パラレル(プリンタ)」、「シリアル」などの端子がありますが、同一内容の作業を、より高速かつ効率的に実行できる、他の最新技術の端子類に移行しているため、標準搭載しているメーカー製パソコンをみかけなくなったので詳細解説は省きますが、そのような端子類もあることを知っておくとよいと思います。

■次世代インターフェイス「Express Card」について
タイプ 規格 最大転
送速度
解  説
Express Card USB2.0 480Mbps
(60MB/秒)
「Express Card」は、PCカードより小さくデータ転送速度が速いため、PCカードの次世代規格として注目されています。

長さはPCカードより約1cm短い75mmで、幅は「Express Card/34」は34mm「Express Card/54」は54mmの2種類あります(厚さは同じ)。「Express Card/54」の形状は「L字型」みたいな四角形の一部が欠けているような形状なのですぐ区別はすぐつくはずです。製品にはウサギをイメージしたロゴマークがついています。

カードとパソコン間はUSB2.0か、高速データ転送規格の「PCI Express」でデータをやりとりをします。ギガビット・イーサネットのように高速な周辺機器でも余裕で対応できます。従来の「PCカードTypeUスロット」とは互換性はないので注意。

2008年夏モデルでは、「Express Card」対応スロットを標準搭載したパソコンが増加しています。
PCI Express
(1レーン)
2048Mbps
(256MB/秒)
PCカード 16bit 160Mbps
(20MB/秒)
Card Bus
(32bit)
1056Mbps
(132MB/秒)
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