搭載するメモリ容量を考える

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搭載するメモリ容量を考える

メモリは「データやプログラムを一時的に読み込み、CPUとやりとりするための作業領域のことで、メモリを厳格に管理しているOS(Windows2000/XP/Vistaなど)では、容量が大きいほど、パソコンがサクサク動作します

2008年夏モデルは2GBのメモリを標準搭載する機種が増えています。Windows Vista がXP よりメモリを多く消費することを考えると嬉しい傾向と言えます。

■WindowsXPパソコンに搭載するメモリ容量について
市販されているWindowsXPパソコンの中には、メモリが「256MB」搭載の製品もありますが、一般的な作業しかしない場合であっても「最低512MB」を搭載するのが無難です。動画編集、DTP、CAD、3Dゲームなどハードな作業をやる場合は、更に容量を増やすことをおすすめします。

■Windows Vistaパソコンに搭載するメモリ容量について
Windows Vista は WindowsXP以上にメモリを消費するOSなので、Windows Aero(エアロ)をオフにすれば512MBでもなんとか使えますが、実際には1GB以上搭載するのが無難だと思います。

チップセットの内蔵グラフィックス機能を使うパソコンでは、メインメモリの一部(64MB〜256MB)がビデオメモリに使われるため、その分を差し引いた実質メインメモリ容量を考えると、やはり1GB以上の搭載が必須になります。

直販メーカーなど、仕様変更が可能な場合は、同容量のメモリを2枚装着した場合、高速データ転送を実現するデュアルチャネル動作にも対応している、DDR2メモリ(PC2-5300対応)などを選択すると、より Windows Vista の性能をいかすことになります。最新の技術では、同容量でなくともデュアル・チャンネル動作をするメモリも開発されています。

ハードな作業をやるのであれば、メモリは2GB搭載にしたほうが、Windows Vista をサクサク動作させるはずです。

■メモリの規格と速度について
メモリは、デスクトップ・パソコン用、スリムタイフのデスクトップ・パソコン用、ノート・パソコン用、携帯ノート・パソコン用などがあり、一般的な共通規格はありますが、大きさや形状が異なります

また、「PC2-5300」や「PC3200」などは、メモリの速度の規格が違うと動作しないこともあるので、あまりパソコンに詳しくない場合は、直販メーカーサイトなら、その機種に対応しているメーカー純正のメモリを一緒に増設して購入するのが無難です。

タイプ 規格 最大データ
転送速度
(動作周波数)
解説
DDR2 SDRAM PC2-5300
(DDR2-667)
約5.3GB/秒 主流は「DDR SDRAM」と「DDR2 SDRAM」

以前の「SDRAM」は動作周波数1クロックあたりデータ転送は1回だが、「DDR SDRAM(以下「DDR」)」は2回。

最新の「DDR2 SDRAM(以下「DDR2」)」は「DDR」に比べ、1クロックあたりデータ転送量が2倍に向上している。同じ動作周波数なら「DDR」は「SDRAM」の2倍、「DDR2」は4倍のデータを転送ができ、主に高スペックモデルに搭載されています。

規格が「PC2-5300」の場合、「PC2」の部分は「DDR2」であることを、「5300」の部分はデータ転送速度を示しています。また「DDR2-667」と表記することもあり、「SDRAM」の「667MHz相当」で動作することを意味しています。

★注目の新メモリ技術
最近では「デュアルチャンネル対応」のメモリーも増加しており、2枚組み合わせて使用すると、データ転送速度が2倍になるというものです。

従来までは、メモリは512MBが1枚のほうが処理は速かったのですが、「デュアルチャンネル対応」のメモリを利用すると、メモリ・バス(データの通り道)が通常の1本ではなく2本(デュアル)あるため速くなるという、理屈はいたって簡単な技術です。

あくまで「デュアルチャンネル対応」メモリを利用した場合なので、普通のメモリは、512MBが1枚のほうが処理は速くなるので注意してください。

更に進んだ最新の技術では、同容量でなくともデュアル・チャンネル動作をするメモリも開発されています。
PC2-4200
(DDR2-533)
約4.2GB/秒
PC2-3200
(DDR2-400)
約3.2GB/秒
DDR SDRAM PC3200
(DDR400)
約3.2GB/秒
PC2700
(DDR333)
約2.7GB/秒
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