Windows Vista 各エディションの違いと選択基準

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Windows Vista 各エディションの違いと選択基準

Windows Vista (ウィンドウズ・ビスタ) は、WindowsXP の後継OS(オペレーション・システム)になります。

■Windows Vista の特徴
Windows Vista で目を引くのが、3Dや半透明表示を生かした新しいユーザーインターフェイス「Windows Aero(エアロ)」。単に見た目がきれいであるだけでなく、複数ウインドウを開いていた場合、立体的で半透明なので後ろのファィルが透けて見え、目的のファイルを探しやすいなど、操作性に優れています。

Explorer(エクスプローラ)では、プレビュー機能により、ファィルの内容をアプリケーションソフトを起動しなくても確認できるようになりました。

検索機能も高速化され、検索結果を保存して、いつでも利用できます。

セキュリティ機能もかなり強化されています。スパイウエア対策ソフトは標準搭載、ブラウザソフトの「 Internet Explorer 7 」にはフィッシング詐欺対策機能もあります。ユーザーアカウント制御システムの採用により、重要な設定を気づかないうちに変更したり、ウイルスなどの悪質なプログラムをうっかり実行……といった被害を防止できます。

AV(オーディオ・ビジュアル)機能では、これまで「 WindowsXP Media Center Edition 2005 」専用だった「 Media Center(メディア・センター) 機能 」が強化され、「 Home Premium(ホーム・プレミアム) 」と「 Ultimate(アルティメット)」各エディションに標準搭載されています。

注意したい点として、WindowsXP の場合は、機能面で「 Professional Edition 」は「 Home Edition 」の上位のバージョンと簡単に判断できるのですが、Windows Vista の場合は、金額的に上位(比較して高い)のバージョンであっても無い機能があるため、使用目的に応じたエディションを選択する必要があります

Windows Vista(ウィンドウズ・ビスタ) には、下記エディションがあります。

日本の一般ユーザーが利用できるのは、「 Home Basic (ホーム・ベーシック)」、「 Home Premium (ホーム・プレミアム)」、「 Business (ビジネス)」、「 Ultimate (アルティメット)」の4エディションになります。

パソコン購入の際は、使用目的に応じたエディションを選択することが、適切な判断基準になります。

ただし、使用目的がはっきりしない場合は、「 Home Premium (ホーム・プレミアム)」を選択することが無難な選択肢になります。各パソコンメーカーの Windows Vista プリインストール・パソコンは、このエディションが中心になっています。

■Windows Vista 各エディションの特徴
エディション名 製 品 の 特 徴
Windows Vista
Home Basic
(ホーム・ベーシック)
個人向けのベーシックなエディション。強化されたセキュリティ機能や情報検索機能などは搭載されているが、基本機能に絞り込んだ低価格版であり、Vistaの新機能の多くが省かれています。企業での利用が想定される機能は搭載されていません。また、新しいインターフェイスである Windows Aero(エアロ) 、Media Center 、Tablet PC などの機能も使えません。派手な機能に興味がなく、安定して動作すればOKという人に向いています。
Windows Vista
Home Premium
(ホーム・プレミアム)
個人向けの上位エディション。Windows Aero(エアロ) など多くの機能が利用でき、各パソコンメーカーの Windows Vistaプリインストール・パソコンは、このエディションが中心になっています。

Home Basic の全機能、高画質放送を録画・視聴できる機能、DVD Maker 、エンターテインメントやマルチメディアなど、家庭内での利用が想定される機能は全て網羅されています。Tablet PC機能、ネットワークプロジェクタ機能なども搭載されています。ただし、簡易サーバ機能はありません。
Windows Vista
Business
(ビジネス)
企業向けのエディションセキュリティ、バックアップ、ネットワーク機能が強化されています。ファイルの暗号化、イメージバックアップ、シャドウコピーなどの保護機能を搭載しているが、仕事での利用が極めて少ないマルチメディア関連のツールは省かれています

ドメインへの参加、Windows Rights Management Services (RMS) との連携など、ビジネスユースの高い機能が搭載されています。周辺機器の使用制限や無線LANの一元管理、移動ユーザープロファイルも搭載されています。
Windows Vista
Enterprise
(エンタープライズ)
マイクロソフト社のソフトウェアメンテナンスプログラムである「ソフトウェアアシュアランス」契約をしているユーザー(主に大企業やシステム管理者)にのみ提供されるエディションなので、一般ユーザーは手に入れることができません。

Business (ビジネス)に搭載されている全ての機能に加えて、ボリューム単位で暗号化し、内部データを保護する「BitLocker」機能も搭載されています。また、全世界のインターフェイス言語にも対応しています。ただし、ガイド機能であ「Small Business Resources 」は省略されています。
Windows Vista
Ultimate
(アルティメット)
全ての機能を搭載した最上位のエディション
※上記の他に、新興国市場を対象にした「Starter(スターター)」もあります。

■エディションによる搭載機能の主な違い
機能 Home
Basic
Home
Premium
Business Ultimate
64ビットCPUのサポート
64ビット版で対応可能な最大メモリー容量 8GB 16GB 128GB 128GB
2CPUソケットのサポート × ×
Windows Defenderなどセキュリティ機能
SuperFetch、ReadyBootなど高速化機能
クイック検索
透過ウィンドウ、フリップ3D、タスクバーのサムネイル表示などの新インターフェイス
(Windows Aero(エアロ))
×
保護者による機能の制限 ×
音声認識による操作と文字入力
Windows Media Center(メディア・センター) × ×
Windows DVD メーカー × ×
Windows ムービーメーカー ×
Xbox360と連携したホームネットワーク × ×
Windows フォトギャラリー
Windows モビリティセンター
(一部)

(一部)
シャドウコピーによるデータの復元 × ×
ファイルの定期バックアップ ×
システムのイメージバックアップ × ×
NTFSのファイルの暗号化 × ×
BitLocker(ビットロッカー=「ボリューム単位で暗号化し、データを保護する機能」)によるドライブの暗号化 × × ×
サーバ連携機能 × ×
Tablet PC 機能 ×
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