どのメーカーのパソコンを購入したらよいか?

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どのメーカーのパソコンを購入したらよいか?

パソコン購入で迷うことの1つに「メーカー選択」があります。MacのようにApple社でしか販売されていないなら選択肢が1つしかないので迷うことはありませんが、Windows パソコンの場合はそうはいきません。

パソコン世界市場で1位・2位のDELL(デル)、HP(ヒューレット・パッカード)にはじまり、NEC(日本電気)、SHARP(シャープ)、富士通、Sony(ソニー)、東芝、Lenovo(レノボ=旧・IBM社)、エプソン、ソーテック、マウスコンピュータ、松下電器などのパソコンメーカー系に加え、ドスパラ、パソコン工房、Two Top(ツートップ)などBTO(Built to Order)系と呼ばれている受注生産系まで数多くのメーカーが存在し、選択の幅がひろく非常に迷うこところですが、最終的には「好み」の問題になります。

ですから、自分の好みのパソコンメーカーをお選びください……となるわけですが、それでは、パソコン初心者には不親切になるので、もう少し詳しく解説します。

インターネット上には、パソコン、メーカー、パーツなどに関して、「このメーカーは……だ」とか、「このパーツは粗悪で……」などと、全てを掌握しているかのごとくウンチクを述べているWebページが無数に存在していますが、かなりサイト管理人の主観がはいっており、正しく解説していない場合もあるので、鵜呑みにせず参考情報程度に考えておくほうがよいと思います。

そんな粗悪なパーツで、粗悪なパソコンを販売していたら、客ににげられ企業として成立しません。当サイト管理人の個人的見解になりますが、どのメーカーも、その企業のできる範囲では、ちゃんとしていると思います。

では「何をメーカー選択の基準にするのか?」ということになるわけですが、(1)販売台数(市場シェア)、(2)サポート体制、(3)メーカーの歴史、(4)技術力、(5)企業努力などが目安になるのではないかと思います。

(1)販売台数(市場シェア)について
販売台数が多く、市場のシェアが高いパソコンメーカーは、「利用者の評価が高いので売れている」と言えます。パソコン世界市場シェアで第1位のDELL(デル)は、徹底してインターネット上のWebサイトでの直販にこだわり、 無駄な流通コス(販売代理店の利益、店舗維持費、従業員給与など)をおさえ、販売価格に還元する姿勢が利用者に受け入れられたメーカーと言えます。直販メーカーの場合、「激安」や「低価格」という言葉に目をうばわれがちになりますが、セールなどを実施しなくとも「もともと低価格で販売されている」ので、セールやキャンペーンが実施されている場合は「更にお得度があがった」と考えるべきなのです。

販売台数(市場シェア)の観点からは、「DELL(デル)」が選択肢の有力候補になります。

日本国内の販売台数(市場シェア)について
日本国内のシェアに関しては、2005年のデータになりますが、1位がNEC(20.6%)、2位が富士通(17.9%)、3位がDELL(12.3%)、4位が東芝(9.1%)、5位が日本HP(ヒューレットパッカード)(6.7%)、6位がソニー(5.7%)、7位が日立(4.6%)、8位がレノボ・ジャパン(3.8%)、9位がアップルコンピュータ(2.5%)、10位がシャープ(2.4%)、その他(14.5%)で、まだ2006年のデータは発表されていませんが、ほとんど状況変化はないと思います。

ですから、日本国内で使うことが前提で、サポートなどの満足度が社会的に評価されていることを考えれば「NEC」という選択肢も有力候補になります。

(2)サポート体制について
パソコンに限らず、どんな製品も故障や破損をすることがあります。また、使い方がわからないなど、自分にはどうすることもできないこともあります。そんな時、力になってくれるのがメーカーの修理やサポート体制です。

DELL(デル)やNEC(日本電気)は、パソコンの販売台数が多いこともあり、修理は勿論のこと、電話でのサポート体制も充実しています。エプソンは、修理して戻る日数を最大限短縮するシステムが構築されているので評価に値すると思います。他メーカーも、それなりのサポート体制はできており、全く話にならないということではありませんが、万一のことを考えれば、DELL(デル)、NEC(日本電気)、エプソンは一歩先をいっていると言えます。

ちなみに、NECはパソコンメーカーサポートランキングで3回連続総合第1位(日経パソコン2004年版、2005年版、2006年版)、エプソンは「アフターサービス調査・パソコン部門」で満足度1位を2年連続で受賞(2005年、2006年)を(日経ビジネス)、「パソコンメーカー・サポートランキング」総合2位も2年連続で受賞(日経パソコン)という評価を得ていますが、うなずける結果だと思います。

サポート体制の観点からは、DELL(デル)、NEC(日本電気)、エプソンが選択肢の有力候補になります。

(3)「メーカーの歴史」と(4)技術力について
(1)〜(4)は相互に関連しており、パソコンメーカーとしての歴史があるから、現在の体制、技術力があると言えます。海外メーカーであれば、パソコン世界市場シェア1位DELL(デル)、2位のHP(ヒューレット・パッカード)。日本なら、NEC(日本電気)、SHARP(シャープ)、富士通、東芝。

NEC(日本電気)、SHARP(シャープ)、富士通、東芝は、日本におけるコンピュータメーカーの老舗で、20数年以上も前からコンピュータ業界トップクラスの企業で歴史があり、技術力、開発力、サポート体制が優れているから現在まで生き残っている企業だと言えます。

メーカーの歴史技術力の観点からは、NEC(日本電気)が選択肢の有力候補になるでしょう。

【当サイト管理人の体験談】
個人的な体験になりますが、以前、NECに本来サポート外のLinuxのことに関して質問をしたことがあるのですが、その時、丁寧に、わかりやすく、親切に電話でサポート(説明)していただいた経験があり、「さすが、技術のNECだ!」と納得したことがあります。

また、ある時、某メーカーのデスクトップパソコンの調子が異常に悪いため、自分でパソコンをテストしたり、分解して調べてからそのメーカーの商品の不調な動作に関して電話をしたことがあるのですが、「そこまでされましたかぁ……」と、ほとんどサポートになっていないサポートをうけたこともあり、これが企業の歴史の差なんだなぁ……と感じたこともあります。このメーカーの製品は二度と購入していません。

パソコンメーカーではありませんが、光学系メーカーのオリンパスのMOドライブという機器を副業で利用したことがあるのですが、当時、購入して1ヶ月で動作がおかしくなって、販売店に買ってまもなく動作がおかしいんだからと新品交換を相談したら、修理じゃないとダメと言われ、毎日仕事で使っていたので、しかたなくもう一台同じMOドライブ(当時、実売で15万円もするオリンパスの製品が一番処理能力が速かったので)を購入したのですが、また1ヶ月しないうちに動作がおかしくなったので、オリンパスに直接電話相談したら、発売まもなく欠陥が見つかったので対策をとっていたことを知りました。

この時、オリンパス側は、すぐ新品交換すると言ってくれたのですが、仕事で毎日利用しているので交換だと困ると言うと、正常な代替機を交換まで万一のために2台貸してくれるというのです。この時は、その対応のよさに、交換ではなく2台とも修理でけっこうですと丁重に断りましたが、こういう親身なサポートをしているメーカーもあるのです。もともとカメラに関連した代理店でバイトをしていた時、オリンパスは親身な企業だとは知っていたのですが、個人的にも、こういう経験があるので、自分にとって、オリンパスはちゃんとしている企業というイメージがあるので、フィルム式のコンパクトカメラもオリンパスだったし、現在では、8万円する一眼レフのデジカメもオリンパスの製品を使っています。

(5)企業努力
(1)〜(4)の選択基準だと、どうしても売れているメーカー、大きなメーカー、歴史のあるメーカーが選択候補になってしまいすますが、後発で歴史が浅くともいいメーカーはあります(歴史が浅いと言っても10年程度以上の歴史はあるので心配はありません)。

エプソンは注文した商品の到着や修理に出して戻るまでが国内最短日数であったり、Sony(ソニー)は商品デザインでは人気があったり、ソーテックやマウスコンピュータは低価格パソコンの品揃えが豊富だったり、各メーカーには特色があり、それぞれ利用価値があります。

そういった意味で、最終的には「好み」の問題になるということなのです。

【無難な選択肢】
あえて「どこかいいメーカーがないか教えてほしい」と質問されれば、DELL(デル)とNEC(日本電気)のパソコンをインターネットの直販サイトから購入することをおすすめします。

パソコン世界市場シェア1位のDELL(デル)であっても、海外メーカーなので、ゲートウェイのように日本から撤退してしまったメーカーもあり、万一の場合のサポートのことを考えると、やはり日本メーカーじゃないとダメというのであれば、NEC(日本電気)が無難でしょう。

ただし、常識的に考えれば、利用者第一主義のDELL(デル)はパソコン世界市場のシェア第一位(約18%)のかくたる地位にあるので、DELL(デル)が日本から撤退することはまず考えられないので心配はありません。世界のパソコンの約5分の1がDELL(デル)なので、撤退するようなことがあれば、パソコン業界全体がおかしくなった時でしょう(逆に言えば、そんなことは起こりえません)。

直販サイトからの購入のメリットは、(1)同一性能のパソコンなら店頭販売製品より安く購入でき(2)自分好みに仕様を自由に変更でき(3)購入後のサポート体制も充実しているからおすすめです。自分好みに仕様を変更して、自分だけの満足いくパソコンを購入しましょう。
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