光ペンで入力できる液晶パネルの開発成功


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★光ペンで入力できる液晶パネルの開発成功(9/29更新)
9月20日、東芝松下ディスプレーテクノロジー社は、専用の光ペンで画面に直接手書き入力できる低温ポリシリコン液晶の開発に成功したことを発表した。

これまでのタッチパネル液晶は、液晶パネルとは別に入力を検知する層を重ねるため、画面の明るさやコントラストが落ちてしまう欠点があったが、今回開発された液晶は、光センサーと信号処理を液晶ディスプレーのガラス上に作りこむことで、この欠点を解決している。液晶パネルを別部品と組み合わせる必要がないため、薄型化や軽量化が期待されている。

入力に光センサーを用いているため、汚れなどから画面を保護するアクリルカバーを介しても手書き図形や文章入力が可能であることから様々な商品への応用が期待されている。

東芝松下ディスプレーテクノロジー社は、液晶パネルのガラス基板に回路を形成するSOG(システム・オン・グラス)技術の開発にも注力しており、液晶画面から直接図像をスキャンする「インプット・ディスプレー」なども開発している実績がある。


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