Windows Vista に必要なメモリー容量
 NEW Lalalaland トップ > Windows Vista にまつわるエトセトラ > 現在ご覧のページ
【質問】Windows Vista に必要なメモリー容量
【解説】
「Windows Vista に必要なスペックは?」でも解説していますが、Windows Vista は WindowsXP以上にメモリーを消費するOSなので、Windows Aero(エアロ)をオフにすれば512MBでもなんとか使えますが、実際には1GB以上搭載するのが無難だと思います。チップセットの内蔵グラフィックス機能を使うパソコンでは、メインメモリーの一部(64MB~256MB)がビデオメモリーに使われるため、その分を差し引いた実質メインメモリー容量を考えると、やはり1GB以上の搭載が必須になります。

■2007年1月現在のメモリーの傾向
メモリーの大きさは、デスクトップPC用、ノートPC用、携帯ノートPC用でそれぞれ異なったり、「PC2-5300」や「PC3200」などはメモリーの速度の規格が違うと動作しないこともあるので、あまりパソコンに詳しくない場合は、直販メーカーサイトなら、その機種に対応しているメーカー純正のメモリーを一緒に増設してもらって購入する方が無難です。

【メモリー規格と速度について】
タイプ 規格 最大データ
転送速度
(動作周波数)
解説
DDR2 SDRAM PC2-5300
(DDR2-667)
約5.3GB/秒 主流は「DDR SDRAM」と「DDR2 SDRAM」

以前の「SDRAM」は動作周波数1クロックあたりデータ転送は1回だが、「DDR SDRAM(以下「DDR」)」は2回。

最新の「DDR2 SDRAM(以下「DDR2」)」は「DDR」に比べ、1クロックあたりデータ転送量が2倍に向上している。同じ動作周波数なら「DDR」は「SDRAM」の2倍、「DDR2」は4倍のデータを転送ができ、主に高スペックモデルに搭載されています。

規格が「PC2-5300」の場合、「PC2」の部分は「DDR2」であることを、「5300」の部分はデータ転送速度を示しています。また「DDR2-667」と表記することもあり、「SDRAM」の「667MHz相当」で動作することを意味しています。

★注目の新メモリー技術
最近では「デュアルチャンネル対応」のメモリーも増加しており、2枚組み合わせて使用すると、データ転送速度が2倍になるというものです。

従来までは、メモリーは512MBが1枚のほうが処理は速かったのですが、「デュアルチャンネル対応」のメモリーを利用すると、メモリーバス(データの通り道)が通常の1本ではなく2本(デュアル)あるため速くなるという理屈はいたって簡単な技術です。

あくまで「デュアルチャンネル対応」のメモリーを利用した場合なので、普通のメモリーは512MBが1枚のほうが処理は速くなるので注意してください。
PC2-4200
(DDR2-533)
約4.2GB/秒
PC2-3200
(DDR2-400)
約3.2GB/秒
DDR SDRAM PC3200
(DDR400)
約3.2GB/秒
PC2700
(DDR333)
約2.7GB/秒
<< 「Windows Vista にまつわるエトセトラ」 に戻る >>

<< NEW Lalalaland の Top ページに戻る >>

New Lalalaland メインメニュー