【解説】
Windows Vista には、「USBメモリー」、「SDカード」などのフラッシュメモリーをメインメモリー(システムメモリー)の一部として使える「ReadyBoost
(レディーブースト)」というパソコンの動作を高速化する機能があります。厳密に説明すれば、メインメモリー(システムメモリー)ではなくキャッシュとして利用しています。
メインメモリーを増設した場合ほど劇的な体感速度の向上はありませんが、メモリースロットが少なく増設が難しいノートパソコンでは非常に効果があり、体感速度向上に役立つ機能と言えます。また、USBメモリーをパソコン動作中に取り外してもOSが停止することはありません。
尚、ReadyBoost (レディーブースト)機能が使えるUSBメモリーは「高速なもの」という規定しかなく、転送速度の遅いUSBメモリーでは、高速化できないので注意してください。
【用語解説:フラッシュメモリー】
「フラッシュメモリー」とは、データの消去・書き込みを自由に行なうことができ、電源を切っても内容が消えないメモリー(記憶装置)のこと。
メモリーには、「RAM(ラム)=Random Access Memory」と呼ばれる「データの読み書きを自由に行なえるものの、電源を切るとデータが消える」ものと、「ROM(ロム=Read
Only Memory}と呼ばれるタイプがありますが、「フラッシュメモリー」は両者の要素を兼ね備えたメモリーになります。 |
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