2004年7月16〜19日笠岡諸島ツーリング

 2004年の海の日の連休に瀬戸内海は笠岡諸島に遠征に行くこととなった。営業部隊のお〜のさんのHPを見て、なんか行ってみたいなあ、と思っていたことがきっかけとなり、今回5名のメンバーにて遠征実現の運びとなった。
 写真はいきなり笠岡港で北木島行きのフェリーに乗り込む所から始まる。
 前日は夕方金沢に集合し、ラーメン屋で食事を済ませてから北陸道→名神高速→山陽道とひた走り、明け方の4時頃に道口PAに到着した。

 笠岡の町でJUSCOの開店を待っていたが、フェリー乗り場近くにスーパーを発見し、そこで買い物を済ませた。その後、ちょっと待って北木島行きのフェリーに乗った。それにしてもこのフェリー、乗船はバックで車を入れる必要があり、みんないきなりフェリーの前で方向転換してバックで入れ始めるのがおかしい。
 このフェリーにはKさん、Nさんと私の三人で乗り、後続のお〜のさんとSさんとは後で北木島で落ち合うことになっていた。
 写真は笠岡港の出口あたり。クラゲがたくさん浮いていた。

 車の屋根の上にはカヤックが1艇しか積まれていないが、私のカヤックは三分割艇だしNさんのカヤックはフォールディングタイプなので、荷室の中に積んでいるのである。それでももう一艇を屋根の上に積むためにこのルーフラックを急遽購入した。
 これを装着するためにサイドオーニングを外すことになったのはやや痛かった。 

 北木島、丸岩の砂浜にて。出発準備中。一番奥のKさんのカヤックの脇に人が立っていて、スイカが浮いているが、これは我々とは全く関係がない。
 私のカヤックもキャンプツーリングと言うことで荷物満載である。バウのデッキにはマットが丸めて置いてあるが、シュラフは入れられる隙間がなかった。まぁ、夏だし瀬戸内だからということでシュラフは置いていった。

 出艇。テトラポットの内側は穏やかであるが、テトラポットの外側は風が強くて結構波がある。水もなんだか濁っている。
 前方視界を遮るマットがじゃまくさい。
 丸岩から1.5kmほど漕いであっという間に下浦のキャンプ場である。次の写真ではよくわからないが、沖には白波も立っている。なにしろ荷物満載だったもんで、ひっくり返ったらどうしようかと思っていたが、無事に到着した。

 到着後は、そのまま浜で宴会に突入。何しろここのキャンプ場には海の家があるので、冷え冷えの生ビールがいくらでも買えてしまうのがいけない。
 結局この日は宴会モードに突入し、夕食はゴーヤチャンプルーとエビの炒め物となった。その後そのまま寝ることになり、タープの下にマットを引いてシュラフを広げて寝た。が、夜中に風が強くなりタープの張り綱が抜けること数回、少なくとも私は熟睡すること無しに朝を迎えた。

 翌日、午前中ぼーっとしているところにお〜のさんが山を越えてやってきた。相変わらず風が強く白波が立っている。町で祭をやっていると言うことで、買い出しを兼ねて歩いて大浦の町まで行く。

 途中の道は歩きとバイクのためだけにあるかのようで、道幅は極めて狭い。猫もあちらこちらにいる。まぁ、こんな所でわざわざ車に乗らなくてもね、という気はするが。

 町でお〜のさん、Sさんと合流する。本日は町はお祭りだそうで、これから御神輿がやってくると言うことで、しばし待つ。

 威勢の良いかけ声と共に御神輿がやってきた。
 我々もお払いをしてもらって、しばしお祭りを楽しむ。しかし、お祭りは参加しないとおもしろくないな。

 その後、再び歩いて山を越えてキャンプ場に戻る。お〜のさんとSさんは丸岩に車を止めてカヤックでキャンプ場まで来て、我々と合流した。

 何となく風も落ちてきたのか、夕食を食べるころには夕焼けが何とも言えない色になっていた。
 この日もタープの下に眠る。(それしかないので)

 翌朝、波もあまりないようなので、真鍋島に渡ることとなった。あわただしく準備をする。昨晩、ナイトパドリングをした際にこの辺に高級小銭入れを落としたようで未練がましく探すが、ついに見つからなかった。

 いったん、丸岩を目指して出艇。丸岩によっていらない荷物を車に放り込んで、真鍋島を目指す。約2.5kmの島渡りである。
 なんとなく天気は晴れない。

 真鍋島沿岸に到達して、島の西側を回って島の南を目指したが‥‥。

 丸の鼻という岬を回ったあたりの海面がいやに波立っている。それも嫌らしい三角波。風の当たり具合と岸からの返し波が合わさったのであろうが、大きな追い波を受けて危うく転けるところであった。

 南側に回り込むと、嘘のように波も静になった。
 当初、泊まろうとしていた真鍋島の三虎ユースに寄って、上陸休憩。

 その後、島の東側を回って再び島の北側に出る。
 港への定期船の入港をちょっと待っていたらGPS上でずいぶんな速さで流されていることがわかった。風と潮流の両方の影響であろう。

 北木島の丸岩を目指してパドリング。初めての瀬戸内海島渡りの海旅。天候の影響もあってダラダラしていたために漕いだ距離も短かったが、来て良かった。

 帰りのフェリーの中から北木島の港を眺める。もっとワイルドな島渡りの旅をしたいものである。
 帰りの高速では恒例の渋滞にもはまり、帰宅したのは真夜中もいいところであった。


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