能登島一周ツーリング
 2002年8月13日。昨年チャレンジして途中で挫折した能登島一周ツーリングを完遂すべく再度チャレンジすることにした。
 当日は夏休みの真っ只中であるが、人もそんなにおらず、波も穏やかで日差しもピーカンというわけではなく、能登島一周ツーリング決行日としてはうってつけの日と思われた。
 前回と同じように反時計回りでいく事に決めて、まずは富山湾を目指す。
 順調に小泉崎、野崎を過ぎて、前回と同じように松島で小休止する。ここにはキャンプ場があるので、いくらかの人々が遊んでいる。タンデムのシーカヤックもいたが、とりあえずどこかに漕ぎにいくと言う感じではなかった。
 七尾北湾に入り、前回避難した祖母が浦を過ぎる。本日は波も穏やかで、遠くに水越島・大島などが見える。
 雲が多いが、日差しもそれなりにあるので結構暑い。
 遠くに島は見えるものの漕いでも漕いでもなかなか近づいて来ない。それにモーターボートやジェットスキーが猛スピードで走っていて、突っ込まれないか心配になってしまう。
 やっと着いた水越島・大島。右の方に見えるのが水越島で自分は大島に上陸した。
 この島と島の間は浅瀬になっていて、潮の具合によってはカヤックでも通り抜けるのが困難であろう。
 水越島では漁師が何か獲っていた。
 ここで昼飯とする事にする。
 実を言うと最初に出艇した時には、一周ツーリングにするかどうか迷っていたのだが、富山湾に出た時点で波が静かだったので、一周ツーリングを決行することにしたのだ。そのため、飲料水を1リットル程度しか持っておらず、昼飯時点ですでに1リットルの残りが少なくなっていた。どこかで補給しなければ、と思うが海の上には自動販売機はない。
 一番近くで飲料水がありそうなのが、能登島家族旅行村というキャンプ場なのだが、そっちに行くといかにも遠まわりに思えて、ひとまず七尾西湾を目指す事にする。
 しかし、この頃になるとだんだん西風が強くなってきて、向かい風にはばまれてなかなか前に進まないような気がする。
 写真は吉ヶ浦鼻の沖にある鱈島。
 ここで飲料水が完全に底をつく。