コラム2 CGと映画

 どうも最近、映画にCGを使っているのが多く、見たい映画が少なくなっているので
す。私は一応コンピュータ関係の専門学校に通っていたので、そこら辺が気になっ
て気になって、仕方がないのです。
 実写とCGの合成技術は、確かに日々進歩していると思うのですが、やはり誤魔
化し故にどこか違和感があるのです。それが気になります。それを説明してよ、と言
われても多分説明出来ないでしょう。私の脳が本能的に嫌っているのですから。
 その違和感を初めて覚えたのが、かの有名な「アポロ13」でした。これは、学校の
授業でメイキングを見せられたのですが、一目見て、「あ……これは私には駄目だ」
と感じてしまいました。結構この作品は、リアルで評判だったと思うのですが、「リア
ル? こんなのただのハリボテじゃない」当時、そう思ったのは私だけでしょうか? 
これって映画を評論しているわけではなく、CGに対して言っているだけなんです。決
して、「アポロ13」は駄目だ。等とは言っていません。あしからず。ストーリーはいいんですから。

 映画の中で一番と思う作品ってなんでしょうかね。CGを使わずにそこまで出来る
のか、と思う作品でしたら「2001年宇宙の旅」ですね。この作品を作った時代、コン
ピュータのコの字もなかった(いや、あるかもしれないが、映画に使うということでは
ない)ので、カメラ、編集の技術等、本当に素晴らしいスタッフによって作られた作品
だと思うのです。見たことない人は、一見の価値あります。有名だから、見たことあ
る人が多いでしょうが。
 そういえば、「ホワイトアウト」も、CGを使っていない(一部使っているとか)らしいで
すね。主演の織田裕二さんが、結構拘っていたという話ですから。

 あまりCGに頼り過ぎると、逆にアナログでの作業が出来なくなってしまうのではな
いでしょうか。素人の余計なお世話だとは思うのですが。皆さんはどう思いますか?

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