コラム9 高い代償と大きな過ち――星になりかけた日――

 それは一ヶ月前のことだった……
 一時の判断ミスが、こんな状況にするとは、このことを言うのだろうと私は思うのです。
 と書き出しても、何がなんだかわからないですよね。
 実は事故ったんですよ。雨の日のスリップ事故。不幸中の幸いというのか、ガードレールとのディープキッスだけで済み、単独物損事故としても処理であります。つまり、免許の点数には響かないのです。
 だけど車は……取り返しのつかない事になってしまいました。

写真1」   「写真2

 この写真を見てもらうと分かるとおり、かなり逝っちゃってます。つうか、「廃車」です。体の方も軽いむち打ち症と、右手首の打ち身と言うことで、病院に厄介になりました。まぁ、こちらの方は通院三日で終わったんですけどね。きちんとシートベルトをしていたおかげで、この程度ですんだけど……車はもう戻ってこないんだよなぁ……
 写真ではフロント部しか写ってないけど、リアの方も変形しており、異様な形です。ホント、こんなのでよく私は生きているなぁ、とつくづく思います。生きているのが不思議。

 しかし、考えただけでゾッとするなぁ。運がよかったとしか思えなかったです。対向車がいたら確実に巻き込んでいたし(対向車線のガードレールに激突したのです)、助手席に誰か乗せていたら取り返しのつかないことに……いや、他人が乗っているときはあまり無謀なことはしない……と思うけど。他にも歩行者がいなくてよかったし、私の怪我もたいしたことなくてよかったし。我ながら悪運が強いなぁ(自慢にもならん)。
 今回のコラムはもう、写真が物語っています。後は何も語りません……というか、語りたくありません(自主規制)。

 ――余談――
 一番先に駆けつけてきたお巡りさんに、「事故後の処理は100点満点だね」と言われた。こいつは事故を起こした後に、三角板と発煙筒を使って、周りに事故ったことを知らせていたからだろうか……未だに不明。
 そんなことで褒められても、ちっとも嬉しくない……と思ってしまったわたくしなのです。

 グスンッ。ゴメンよ、Type-R……そして、守ってくれてありがとう。

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