コラム号外2 温泉はどうですか?

 結局私は、コラムを書くのは温泉しかないのかなぁ。と、常々思ってしまうのですが、それはどうでもいいことなのでしょう。
 去る三月某日(って、BBS見ている人にはばれてるか)木曽福島の方へと旅立ちました。今回は私の企画ではなく、専門の時の戦友の発案。大抵旅行の計画(特に温泉!)は私がやるんですけど、誘われたので二つ返事なのでした。しかも、イベントが盛り沢山――あれ? 一つだけだったっけ?
 ま、まぁともかく。今回の旅は電車で目的地まで向かったのですが、偶然「青春18きっぷ」の期間中だったので、一枚だけで旅行させてもらいました。え、どういうことかだって? 知っている人は知っているのですが、「青春18きっぷ」は期間中JR全線五回まで乗り降り自由、もしくはその人数分だけ同行できる切符なのです。ただし、特急と急行は使用不可なんですけどね。で、今回の旅は二人なので、一枚の切符で事足りたわけなんですよ。いやいや、こういうおいしい切符は活用するに越したことはないですね。かくして、「中央線各駅停車の旅」が決行されたのである。


 金曜日の朝。09:00 八王子構内
 通勤・通学者の姿がまだ残っており、私たちの格好ははっきり言って浮いていた。どう見たって「これから出かけま〜す」と主張しているのだから、仕方がない。しかし、そんなことで気にしてはいけない。人生、息抜きが必要なのだ。息抜きなくしてどうやって生きていけようか……あ、わたしゃいつも息抜きしてばっかりしてるわ(汗)
 さて、「各駅停車の旅」と言っても、なにもずぅっとおんなじ電車に乗っているわけではないのでして。集合場所の八王子から大月、甲府、塩尻と乗り継ぎなので、全行程五時間という長丁場だったのですがそれほど苦ではなかったのです。最近電車の旅って、特急を使っていたのですが、あれは忙しなくていけないですね。遠くに行く場合は仕方ないのでしょうが、今回くらいの距離だと、今度も各停で行ってみようかなぁ。と思えるんですよ。出張じゃないんだから、時間を気にせず、のんびりと……ですね。いや、一度だけ時間を気にしたことはあったんですけどね。
 それは行きの甲府駅でのこと。特急あずさ号が遅れているため、乗る予定の電車が七分も遅れて出発。実は次の塩尻での乗り継ぎ時間が三分だったのである。流石にこのときは肝を冷やしました。結果的には、運転手さんがとばしてくれたらしくて、ダイヤ通りに塩尻に到着したのですけどね。(塩尻から木曽福島までの電車は、一時間に一本くらいしかないのです……)

 何はともあれ、無事に木曽福島駅に到着……ん? なんだあれは。私たちが駅について目にした物。それはなんと、「D51(デゴイチ)」ではないですか! こんなところで私たちを迎えてくれるなんて、いい奴だなぁ!思わず二人して彼に近付き、写真をパシャリ。う〜ん、いい顔だなぁ。惚れるよ、君には……って、わたしゃ「テッチャン」じゃないんですけどね。古いのが好きなんですよ。いや、本当だって。信じて下さい、お願いします。
 さてさて、そんなこんなですが、今回お邪魔させていただく旅館は「駒の湯」さん。駅から5キロほど離れているらしくて、送迎バスでお出迎えに来てくれました。こういうのって初めてだったり。秩父に行ったときは直接車で行ったし、天童の時は○○だったし。こういうサービスっていいですね。道中、あちらの方はまだまだ路肩に雪が積もっていて、「車じゃなくてよかった」なんて思っていたんですよ。ただ単に根性がないだけですね、はい。
 旅館に到着。おぉ! 屋根に積もっている雪が溶けて、樋を伝っているぞ! などと変な感想を(心の中で)述べながら中に入るのでした。いや、これって常習でやってますよ。変な奴なんですよ、私は。
 こぢんまりしてて、いい感じです。だって、一つの階に三部屋しかないんですよ。こんな「秘密基地」みたいなところ、そんなにないですって。

 さて、本題の温泉。お風呂もいい感じでしたね♪ ここは鉱泉でして、湧き出ている水の温度が十二度。これを沸かしてお風呂に注いでいるんですけど、

あぁぁぁぁぁぁ、き、きもちいいぃぃぃぃぃぃ……生きててよかったぁぁぁぁぁぁ。(注:これは心の叫びです)

 ――やばいって。これはもうオヤヂの一歩手前だぞ。分かっているのか、私よ。いや、分かっていないんだろうなぁ……

 いやぁ、充実した旅行でしたよ。うん、そうですね。
 え? 本題の温泉についてが少ないって? そ、そんなことはないですよ。だって、いつもいつもおんなじ事を述べていたって、つまんないんだもん(ただの逃避だという意見が!)。
 自分だけまったりすれば、こっちのもんなんだ〜い!(結局駄々をこねてるだけだったり……)

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