用語 |
解 説 |
dpi
(ディー・ピー・アイ)
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「dpi」は「ディー・ピー・アイ」と読み、読み取りの解像度をあらわす単位になります。
「dot per inch (ドット・パー・インチ)」 の略で、1インチ四方(「約2.54cm四方」=「1辺が約2.54cmの正方形」)に何個のドットを打つことができるかを表しています。
文字や絵を点の集合として読み取るので、dpiの数が大きいほど解像度が高く、細かい緻密な読み取りができるスキャナということになります。
プリンタ同様、例えば、解像度が「5760×1440 dpi」と表現されるのは、縦横の方向によって解像度が異なるためで、ヘッド送りの構造上、横方向の解像度の方が縦よりも上げやすいという事情があるため、縦横のドット数が異なります。
スキャン(読み取り)する際、解像度を上げ過ぎると読み取り速度が非常に遅くなるので「適切な解像度」でスキャンするよう注意しましょう。 |
USB 1.1
USB 2.0 |
「USB (ユー・エス・ビー」は「Universal Serial Bus」の略称で、パソコンと周辺機器をつなぐための統一規格のことです。
現在、パーソナルユースのプリンタを含むほとんどの周辺機器はUSB配線によりパソコンと接続することができます。USBの場合、電源が入ったままでもケーブルの抜き差しができるなど使い勝手がいいと言えます。
データ転送速度は、従来の「USB 1.1」は最高速度が10Mbps、後継規格の「USB 2.0」は最高速度が480Mbpsと、より高速なデータ転送が可能となります。現在もUSB規格は複数混在しており、2つのUSB規格対応のプリンタもあります。また片方のUSB規格ということもあります。
データ量が多いなら「USB2.0」を選択するのが無難ですが、個人レベルで印刷するのであれば、「USB1.1」で不満を感じることはまずないでしょう。 |
フィルムスキャン |
スキャナによっては、従来のフィルム式カメラのネガやポジをスキャンしデジタルデータ化できる製品もあります。「フィルムスキャン」機能だけの製品もあるので、フィルムをスキャンする必要がある場合は是非この機能のある製品を選びましょう。 |
CCD
CIS |
「CCD」と「CIS」は、スキャナーの読み取りセンサーの違いを表しています。一般的に「CCD」のほうが読み取り解像度が高く、雑誌のとじしろ部分など、スキャナーのガラス面に密着できない部分も、くっきり読み取れます。「CCD」のほうがやや有利ですが、よほど細かい読み取りをするのでもなければ、気にしなくてもよいでしょう。
「CIS」は低価格に搭載されていることが多く、価格が高くなるにつれて「CCD」搭載になる傾向があるようです。 |
OCR |
「OCR (Optical Character Recognition)」は「光学文字認識」と言い、書籍などの文字をスキャンし、スキャンした画像をテキストフォーマットに変換する機能やソフトになります。
例えば、書籍や書類を部分抜粋し新たな構成で文書データを作る場合、「OCRソフト」を利用すれば、スキャンした文字をデジタル処理して、ワープロ感覚で文字編集できるので便利です。 |
TWAIN |
「TWAIN」は、スキャナなど画像入力機器とアプリケーションの間を取り持つプログラム統一規格のことです。 |
オートシートフィーダー |
「オートシートフィーダー」は原稿自動送り装置のことで、シート原稿を多量に自動スキャンしたい場合に便利です。
関連した用語として、多量の文書スキャンできるスキャナーのことを「ドキュメントスキャナー」と呼ぶこともあります。 |