パソコン救命病棟24時(Windows)
エラーメッセージ

エラー676: 電話回線はビジーです。

原因

エラーメッセージ内容から、ダイヤルアップ接続環境なら、回線が混雑していると解釈してしまいそうですが、いろいろな原因が考えられます。トラブル解決本の中には利用者側の問題ではないと言い切っている場合もありますが、それは完全に間違っており、むしろ利用者側の問題である場合のほうが圧倒的に多いので、自分の環境を十分確認してからプロバイダに相談すべきです。自分側の問題が原因であるにもかかわらず、安易にプロバイダに問い合わせることは、他のプロバイダ契約者に対していい迷惑なのでつつしむべきです(故障発生していないか程度の問い合わせてはOK)。

対処方法
【重要 : 必ずお読みください】
対処方法はメーカーや専門書籍の技術情報ですが自己責任で実行するようお願い致します。対処後、パソコンやソフトの動作に不具合が発生しても当サイトでは責任をもてませんので予めご承知おきください。

(1)突然接続できなくなった場合は、パソコンを再起動してから接続を試す。

(2)利用プロバイダの別のアクセスポイント電話番号に接続できるか試して、接続できた場合は、プロバイダ設備の混雑、工事中、故障中が原因なのでプロバイダに問い合わせてください。

(3)パソコンから電話線(モジュラーケーブル)を取り外し、電話機から直接、パソコンに設定しているアクセスポイントの電話番号に電話をしてキャリア音(ピーッ、ピーッ……という電子音)が聞こえるか確認する。トーキ(アナウンスメッセージ)が流れたり、無音だったり、話中の音になる場合は、プロバイダのアクセスポイント設備が故障している可能性が高いため、契約プロバイダのサポートセンターに相談してください。

「無音」の場合に関しては、電話料金を少しでも安くしようとして、家族の誰かが勝ってに第二電々などNTT以外の電話会社と契約をしてしまい、電話回線が変更になったために特定の電話番号にアクセスできなくなることもあるので、NTT以外の電話会社と契約していないか確認してください。NTT以外の電話会社から請求書がとどいている場合、確実に何か契約しているので注意してください。

(4)接続時に、モデムのネゴシエーションの音(「ピィー……ガァー」という音)がしているか確認してください。していたはずの音が突然しなくなった場合、「モデムの不具合」、「接続アイコンの動作の不具合」、「なんらかの原因で接続アイコンの設定が変わってしまった」などの原因が考えられます。

「設定をいじっていないのに設定が変わるなんてありっこない!」と自信満々の人がいますが、それは無知すぎます。アダルトサイトをはじめ悪意あるページなどを閲覧している時、設定変更をしてしまうプログラムが勝手にダウンロードされてしまい接続アイコンの設定などが勝手に変えられてしまうことがあるので、接続設定が正しくなっているか必ず確認してください。最悪の場合、不正なプログラムがパソコンの不明な場所にはいりこんだままで、設定をかえられなかったり、設定を修正しても、しばらくするとまたおかしくなることもありえ、その場合はパソコンをリカバリする以外どうしようもないこともあることを覚悟してください。セキュリティ対策もとらないでネットをしていた無知が招いた結果なのであきらめるしかありません。

(5)はじめて接続設定をしている場合は、電話回線種別の「トーン」と「パルス」の設定が正しくなっているかを確認してください。

電話番号の前にトーン回線の場合は「t」、「パルス回線の場合は「p」の文字をつけて「t022……」とか「p022……」と設定しているうまくいく場合もありますが、あれば暫定対処法なので、正規の設定部分で「トーン」や「パルスの設定をしないと正しく動作しない場合もあるので、両方を試しましょう。またOSのバージョンによって「t」や「p」の制御文字が対応していないこともあるので、正規の設定部分で設定することをおすすめします。「裏ワザ」は、あくまでも「裏ワザ」でしかありません。

(6)接続アイコンの動作がおかしくなていることもあるので、新規に接続アイコンを作り直す

(7)電話回線がISDN回線で、TA(ターミナル・アダプタ)やルーターのアナログポートを利用している場合は、パソコンの電源をOFFにした状態で、通信機器と接続しているケーブル(モジュラーケーブル、シリアルケーブル、USBケーブルなど)の接続がしっかりされているか確認したり、ケーブルのぬきさしを試す。

(8)電話回線がISDN回線で、TA(ターミナル・アダプタ)やルーターのアナログポートを利用している場合は、パソコンの電源をOFFにした状態で、通信機器の電源を数分間程度OFFにしてから、再度電源をONにしてから接続を試します。

ISDN回線で電話が使える場合、通信機器の動作が問題ないと思いこんでしまいがちですが、TAヤルーターの音声通話をする部分と、インターネット接続で利用する部分は全く違うので、電話が利用できていてもインターネット接続できないことは普通にありえるので、数分間の電源OFFは必ず試してください。

ダイヤルアップルーターとパソコンをLANケーブル(Ethernetケーブル)で接続している場合も、数分間の電源OFFは有効ですが、かなり古い変なルーターや、ルーターの設定が正しくできていない場合、電源をOFFにするとルーターの設定が完全に消えてしまう場合があるので、心配な場合はルーターメーカーのサポートセンターに相談してから実施してください。

(9)ダイヤルアップルーターとパソコンをLANケーブル(Ethernetケーブル)で接続しているにもかかわらず、ダイヤルアップ接続画面が表示される場合、ブラウザ(Internet Explorer=以下「IE」)の接続アイコンとの関連付けがおかしいので、IEのインターネットオプションの「接続」タブから「ダイヤルしない」に修正します。

設定をいじっていないにもかかわらず、この事象になった場合は、不正プログラムがはいりこんでいるか、コンピュータウィルス感染の疑いがあるので注意してください。

(10)フレッツADSLモデム利用で、「フレッツ接続ツール」または「広帯域アイコン」から接続しているばあも、(7)の通信機器の電源OFF操作は有効な手段なので試してみてください。

(11)ダイヤルアップ接続の場合、接続のアクセスポイントの電話番号の前に、「0,,,,022……」のように「カンマを2〜数個いれる」設定をして接続できた場合、NTTの電話交換機と利用しているパソコンのモデムのダイヤルのタイミングがあっていないことが考えられます。

カンマの個数を2コ、3コ……と数を調整して安定して接続できる個数で設定を固定します。「ダイヤルトーンを待ってから発信する」の設定で問題解決する場合もありますが、解決しない場合がほとんどなので、このカンマを入力する方法で対処するとよいでしょう。

正確な次期は忘れましたが、2004年にNTTの交換機のタイミングが全国規模で変更されました。通常、パソコンのモデム側が自動認識するので大丈夫なはずなのですが、自宅の電話回線が古かったり、宅内の電話回線(モジュラーケーブル)が長かったり、パソコンや外付けモデムが古いと、この事象になることがあります。たちが悪いのは、新しいパソコンでも発生するので気をつけてください。

(12)以上のように、利用しているプロバイダ側の故障でない場合でも、このエラーの場合、上記をはじめ他にもいろいろ原因があり、1つずつ試して問題解決するしかありません。多少パソコンに詳しい方がいれば実際に試してもらうとよいでしょう。

前述のことを試しても問題解決しない場合、はじめてプロバイダのサポートセンタやパソコンメーカーに相談するとよいと思います。

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