90パーセント以上のシステムリソースが現在使用されています。使用していないプログラムを終了し、システムリソースを解放しないと、コンピュータが応答しなくなる可能性があります。
Windows95、98、98SE、Me において、複数のアプリケーションが共通で使用するメモリ領域のことを「システムリソース」と言い、同時に数多くのアプリケーションを起動している場合に表示される警告メッセージです。
「システムリソース」は画面表示関連やウィンドウに関する情報に使用され、この容量はパソコンのOS(オペレーションシステム)によって決まっており、物理メモリの容量を増やしてもシステムリソース自体は増えません。加えて、ウィンドウを閉じたりアプリケーションを終了しても、それまで使用されていたシステムリソース領域が全て解放されないため、ソフトの起動と終了を繰り返すと、利用できるシステムリソースの領域が次第に減少していきます。
【重要 : 必ずお読みください】
対処方法はメーカーや専門書籍の技術情報ですが自己責任で実行するようお願い致します。対処後、パソコンやソフトの動作に不具合が発生しても当サイトでは責任をもてませんので予めご承知おきください。 |
(1)不必要なアプリケーションを終了する。
(2)パソコンを再起動する。
<補足説明>
混同されることが非常に多いので厳密に説明しますが、この「システムリソース」は、正確には「システムリソースメモリ」のことで、WindowsXPなどNT系OSには存在しない概念ですので注意してください。
上記のトラブルはWindows95系OSのバグで、システムリソースが40%をきるとかなり不安定になると言われており根本的な解決策はありません。まめにパソコンを再起動するしか対策はありません。「システムリソースメモリ」なので物理メモリをたくさん搭載すれば解決すると思っている人もいますが、95系OSは物理メモリをいくら搭載しても一定量以上は利用されないので、たくさん搭載している場合はムダなことをしていることになります。
パソコンに詳しい方は購入するまでもありませんが、興味のある方は 「なぜWindowsは今日も不安定か?」 宍倉 幸則 (著) を一読すると、Windows95系OSの不安定さに関する知識が得られ参考になります。ユーザーレビューに「対策が書いてないので書籍を購入するまでも無い」とありますが、(弁護するつもりもないし、私もこの書籍は持っていますが)、Windows95系OSの不安定な背景や、「システム設定ユーティリティ」で不必要な常駐をはずしてシステムリソースを確保する手法などが記載されているので全く参考にならない書籍ではありません。著者の関連書籍もかなり役立つものが多いです。
【システムリソースの確認手順】
(1)マイコンピュータを右クリックし、プロパティを選択クリックする。
(2)システムのプロパティ画面の「パフォーマンス」タブをクリックす。
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