穴水湾探索ツーリング
 南下してイナヘズミ鼻と言うところを回ったら、なんだか横波が押し寄せてくるようになってしまった。七尾北湾は東西に長く、面積も広いので、風が強い時は最も荒れると言う事である。今日は東風だったので、その一番奥にいる我々の所に波は押し寄せてきていたみたいだ。
 ピースサインを出している86kgの人さんの右手には不気味な青い手袋がされているが、これは数日前に車のドアに指をはさんで4針縫ったからだそうである。まだ、抜糸もしていないというのにカヤックを漕ぎに海に来てしまう。やはり変態クラブか‥‥‥。
 カイモチ鼻というところまできたら、岩が海面にぽつぽつとたくさん浮いていて波も静かになっている。そこを横切ろうとしたら、異様に水深が浅く、ついにそこを通り抜けることはできなかった。
 でも、この辺の海底をほじくると貝がたくさん獲れるという話もあった。
 青島という島に上陸して、しばし休憩を取った後に戻る事にする。途中、七尾北湾を吹き抜ける風に若干苦労する場面もあったが、順調に戻って行くのであった。
 タケガ鼻というところにボラ待ちやぐらがあるのだが、そこの写真はカメラの防水ハウジングが曇ってしまい、使えなかった。やはりシリカゲルはけちるものではないな。
 そんなこんなで、なんとなく楽しいツーリングは終わったのであった。宝山マリーナに戻って、フネを撤収した後に、歩いて穴水まいもんまつりの会場に行ってみたが、10万個の牡蛎はすでに食いつくされた後で、われわれにあたる食料はなかったのである。