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今回の穴水探検ツーリングは、なんだかんだで出艇の時間が遅くなってしまったので、前回の火打崎の時と同様に岩車から出艇するも、方角は180反対方向の中居湾方面に向かう。
天気は上々、風はちょっとあるのかもしれないけれど北東の風なので、山影に張りつけばそれほど感じないし、波はゆるやかな追い波でカヤックのスピードがでる。
メンバーは今回は3名で、カヌーあいらんどの渡邊さん、86kgのゲンゲさんとわたしという組み合わせになった。 |
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青空に雲が浮かんで、カメラのファインダーから眺めると、まるで夏の空の様。
実際、結構日差しはきつかった。でも、風はまだまだ冷たくて、フネを漕いでいる間はよくても、止まるとなかなか寒さを感じる。
本日はいろいろな湾の奥地を探っていこうということになって、まずは中居湾の最深部を目指す。
そこから、川を遡ろうという計画であったが、中居湾最深部の学校の横の川の水深は最深どころか最浅で、カヤックの底がつかえてしまった。そこで、次の川を目指す。 |
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最近はデジカメの反応の鈍さに嫌気が差して、防水の35mmフィルムカメラを持ってきている。このカメラならば水深5mまでは潜っても大丈夫なので、もっと暖かくなったら水中写真も撮れるであろう。
でも、デジカメの撮影枚数の多さ(もちろんどれだけ大容量のメモリーを積んでいくかということによるのだけれども)と、撮り終わればすぐにその画像を見ることができるという即時性にもやはりなかなか魅力を感じる。
左の写真の川は結構遡れたが、水深は浅いところが多い。 |
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この辺は、この季節はイサザ漁がさかんに行われている。イサザってのはどんな魚かというと、あれは何なんだろう? 白魚? 3〜4cmの体の透き通った魚をポン酢かなんかもろとも生きたまま飲み込んで味わうやつなんだけれど、この辺の春の風物詩と言えるものなのである。でも、その辺のおばちゃんに聞いたら、今のところさっぱり獲れないということであった。
しかし、この川を遡ってきた魚を生きたまんま食っても大丈夫なのだろうか? この川、けっこう汚いよ。って、あんまり気にしてないけれど。 |
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そんな川を遡ったりしながら進んでいき、左の写真ではいきなりカキを持ち上げているが、これは麦が浦という静かな入り江に放置されていた朽ち果てるに違いないようなヨットの舫い綱についていたカキのかたまり。べつに養殖カキを持ち上げているわけではない。
その辺で勝手にできているカキと、ちゃんと養殖されたカキを比べると、やっぱ養殖カキの方が手入れをされている分だけうまいという意見が大勢を占めているが、こんな感じで天然ガキが獲れて、それを食べることができるなんて幸せである。
と言いつつ、そう言えばこのカキは食べそこなってしまったなあ。それに、もうそろそろ水深の浅い部分のカキの季節も終わりそうだし。 |
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ということで、今回参加の86kgのゲンゲさん(左)とカヌーあいらんどの渡邊さん。
カヌーあいらんどが、この度石川県河内村から穴水町に移転するということで、近辺のフィールドはどんなもんかということで、探検ツーリングをやっているのであった。
おかげさまで、冬の間も波の静かな穴水湾でシーカヤックをたっぷり堪能することができた。 |
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わたくしである。ウィンドブレーカーのような物をPFDの上に着用していたが、そろそろこのような装備も漕いでいると暑く感じる季節がめぐってきた。
今回の探検ツーリングでは約16kmを3時間半ほどかけて漕いできた。最後には向かい風と0.5m程の波の中を30分くらい漕ぎ続けたが、まぁ、ちょうど良い感じであった。
今回の航跡図はこちら。 |
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