2006年10月PMCラリー |
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昨年の10月以来のツーリングである。昨年は北海道にも行ったし、結構ツーリングに行ったのだが、今年は諸事情のために全然行っていない。諸事情とは子供が生まれたからと言うことなので、ツーリングに限らずその他の事も行えていないことが多い。
さて、今年のPMCラリーは福井県の常神から長野県の星の家を目指すと言うことになった。
これは出発前の風景。日が射しているというのに写っている全員がカッパ姿。風も強く、雨雲が切れ切れに飛んでいるので、そのうち雨に降られるだろうという算段である。 |
一番手で常神をスタートする。3分間隔のスタートであるし、レースじゃあるまいに、そんなに簡単に後続車には追いつかれないのであるが、それでも気が急く。細かく曲がりくねった道を快調に飛ばしていくと、猿が道を横切る。そういえば昨日常神の先端への道を急いでいる時も猿が道ばたにいた。
所々の木立の間から海面が見える。風が強く、白波が立っている。雲は切れ間もあり、日も射してくるが、部分的には暗くなっており、時折雨を降らしてくるようだ。 |
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常神半島の根本には三方五湖という湖があり、そちらのまわりには梅の木がたくさん植えてあり風景ものどかだが、一歩海側に出ると景色も荒々しくなってくる。
今日はこれから敦賀に向かい、ちょっと北上した後に山へ入り今庄へと抜ける予定だ。
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敦賀湾脇の国道8号線を杉津に向かって走る。敦賀湾には小型の貨物船が何隻も暴風から待避して錨泊していた。近くの岩場には大きな波が砕け散っている。
向かい側は敦賀半島。半島手前の山に遮られて見えないが、その向こうに原発がある。敦賀原子力発電所である。 |
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杉津から山中峠へと向かう。この道、旧北陸本線跡であり、このトンネルもその昔汽車が走っていた時代のそのものである。幅は狭いし、電化されているわけでもないから高さもそれほどない。
ここを蒸気機関車が走ったら、上りであると言うことも相まって、さぞかし煙りだらけで難儀したことであろう。 |
この様なトンネルの連続となる。先に見えるのは山中峠のトンネル。先に入った車が優先になるので、向こう側にライトが見えないか神経を使う。もっともそれほど車通りが多いわけではない。
この道の今庄への下りが楽しかった。正に列車道。ちょっと小高い土手の上を直線と緩いカーブでつなぐ道。バイクで走りながら、列車の車窓から風景を見ているような感覚になれたのである。 |
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今庄からは南条まで国道を走り、そこから県道203号線へと入る。この道の入り口あたりはそれなりに広く人家もあり走りやすかったのであるが、そのうち狭くなりだんだんイヤな予感が漂ってくる。
そしてそのうち出ました! 通行止めの標識。なんでも舗装工事中で10月5日より通行止めだそうだ。10月5日と言うとつい先日。連休前からそんな工事やるなよな、と思いつつ標識に夜間解放中とあるのを見て、これは通れると踏んで先へ進む。案の定、舗装工事区間を過ぎると途中から道はダートとなったが、先へ進むことが出来たのである。
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その道の途中から見た南条方面。空は雨雲に覆われてしまっている。
それにしてもこの県道203号線、細いし路肩は崩れているし、通る人もあまりなさそうなんだけれど、なんで舗装にするんだろう? まぁ、石川県でも何でこんなとこを!?っていうような林道を舗装したりしているから、工事をするための公共工事ってなものなのであろう。
峠にはなんだかよくわからないが小屋があり、いい感じなのであるが、舗装されてしまったら情緒がなくなってしまうなぁ。
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等と言っているウチに、福井県今立郡池田町に下る。ここではマラソン大会をやっていた。係の人に、いや実は私もマラソンやるんですよ、なんて話したりしてからそのコースを走る。
失礼ながら池田町のことは、その存在すらも知らなかったが、派手さは全くない、良い場所だと思った。
その後は国道476号線を大野市へ向けて走る。途中、わざと走路妨害をしているかの様な車を峠のトンネル内で抜かす。実際にはわざとではなく、全く後に注意を向けることが出来ないドライバー故の所業だったらしい。
写真は峠の下りから見た大野市。 |
大野市に入り、どこかでガソリン入れなきゃなあ、銀行で金おろさなきゃなあ、里芋買わきゃなあ、と思いつつ走る。里芋は途中の青空市で入手することが出来た。ガソリンスタンドは目に付くところにはなかったので、白鳥で入れることにする。和泉村に入ったところで信用金庫を発見。立ち寄る。
ここいらでお土産の日本酒、「一本義」を買おうと思い道の駅へ立ち寄るが、なぜか一本義は置いてなかった。目の前に酒屋があるので、それに遠慮したのか? が、何となく気が急くので先に進むことにした。
強風で気が抜けない九頭竜湖の横を抜け、油阪峠旧道にはいる。快調に飛ばして白鳥へ。 |
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