2006年10月PMCラリー |
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白鳥に下ったところで、酒屋発見。休憩を兼ねて立ち寄ることにする。店に入ってみるとなぜか既に岐阜県なのに一本義が置いてある。ならば、と言うことでこれを購入。純米酒に同じ蔵本が作った米焼酎を混ぜたもので、焼酎仕込みと言うそうだ。現代の本醸造とはワケが違う。
お土産を買ったことで気を良くし、名宝への県道82号線に突入する。と、ガソリンを入れるのを忘れていたことに気付く。予想燃費から燃料の残量を推察し、大丈夫だろうと言うことにする。
ここでまたもや通行止めの標識が! が、理由を見ると冬期通行止めとなっている。冬期通行止めだぁ? この道は相当荒れていて、見捨てられている雰囲気なのできっと標識を直していないな、と踏んでそのまま進む。 |
ご覧のように道の真ん中にはコケが生えている。幸いにして道は乾いていたので、コケで滑って転ける危険性は低い。それでも所々路面は荒れているし、道幅は狭いし、本当にこの先に行けるのかどうかがわからないような道だから、まともな人は通らないような気がするのだが。
しかし、途中でレーサーレプリカ軍団とすれ違う。挨拶を交わして通り過ぎたが、彼らはその後も先に進んだのであろうか?
アフリカツインだと、そういう点では気が楽である。多少道が荒れていようがなんだろうが、元はオフロードバイクなのだから気にせず進むことが出来る。もっとも下り坂で行き止まりになってしまってUターンできるような幅がないと困ってしまうのだが‥‥。 |
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その後、名宝に出てめでたく給油も行うことが出来た。まだそれなりに残量はあったが、この先更に山道に行くので、ここで給油できたことで心配事がひとつ減った。
とっくのとうに昼の時間は過ぎていたので、混んでいる道の駅は避けて、その向かいのがらがらに空いているコンビニに入り、パンを食べて昼食とする。
その後、R472を北上する。この道、途中に有料のトンネルがある。本日は有料道路を通らないことをひとつのテーマにしていたのだが、時間も押していることだし、有料トンネルをいくかしばし悩む。結局、旧道のタダの峠道を行くこととした。
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峠を越えて、下りてきたところでR257に入る。道の脇を流れている川が非常にきれいである。このあたり、どの川もとってもきれいである。さすが飛騨の山奥という感じである。そういえば先ほどまで走っていたR472を更に北上すると、県道73号線となるのだが、その道には飛騨せせらぎ街道という名前が付いており、目立った人家などは一軒もなく、ただただせせらぎがきれいな所となっている。こういう所で、ゆっくりキャンプなんぞをするのも良いなあと思うのだが、なぜかいつもこの辺に来るときは目を三角にして走っているのであった。 |
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R257は途中やや狭い所もあるものの、おおむね上の写真のような良い道である。車通りも少ないので快適に走ることが出来る。
この先、非常にきれいな渓谷のような所にコーヒー屋さんがあったりして、ゆっくりしていきたかったのだが、元々かなり無理がある計画故何しろノンストップで走り続けるのであった。 |
岐阜県、馬瀬村堀之内(今もこういう地名なのかはイマイチよくわからない。市町村合併が全国各地であったので、手持ちの地図では現在の地名が確認できない。こんな風にして昔ながらの地名を無くしておいて愛国心もクソも無いと思う。総てが金を巡って動いている感じで頭に来る。)付近の様子。行く手に暗雲が‥‥。この写真を撮ったのが2時50分頃。 |
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岐阜県と長野県の県境、女工哀史で有名な野麦峠付近である。麓からの平均速度は約60km/hであった。時刻は4時半。夕日に照らされ下界より一足早い紅葉がきれいである。この先、境峠というのを越えて木曽に下りる予定であったが、この時間にここにいるのでは、とうてい無理な話である。
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野麦峠から眺めた北方面。ようやく雲が切れてきてこの先晴れる予感である。といってもこれまでさんざん降られたので、今更という感じであるが。
以前、この季節に野麦峠に来た時は、気温はもっと低く、麓の民家の煙突から薪をたく煙の匂いがし、それがなんかとんでもなく遠くへ来てしまったかのような想いにさせられたものだが、今回はそんな感傷に浸っている間もなかった。
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ということで、結局境峠・木曽経由はあきらめて奈川渡ダム方面へ向かうのだが、懸念したとおり国道158号線は大渋滞になっていた。おまけに途中からのエスケープルートである県道278号線も工事のため通行止めだかなんだかで大幅な予定変更を強いられ、星の家到着は7時11分となってしまったのであった。こんな事なら、やはり木曽まわりで国道19号線に出て、塩尻から高速で豊科まで行き、あとは川岸の道をぶっ飛ばしてきた方が幾分速かったかな?とも思うのだが、総ては後の祭りなのであった。
まぁ、それでも全行程約460kmを平均速度40km/h強で走って来れたのだから、良いか。
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