能登島一周ツーリング
 松島で小休止後、今度は勝尾崎を目指す。海岸はへこんでいる感じなので、結構沖合いを次の岬に向けて漕いで行くわけだが、あいかわらず斜め右後ろからのうねりが来るので苦労する。
 岬よりも外側を目指すとなんかあった時に岸からは遠いし、おっかないので岬の内側に到達するように漕いだ。岬近くになったら岬を回らなければならないが、今度はうねりが横波となって押し寄せてくるようになった。
 またもや、「ヒエーッ!」ってなもんであったが、漕いで漕いで漕ぎまくった結果七尾北湾に入った。七尾北湾にはうねりはほとんどなく、こりゃ快適と言うところなのだが、今度は向かい風がひどく強くなってきた。だんだん、海面も波が荒くなってきて、カヤックのデッキを洗う波も出てきたし、ここからは能登島水族館沖の水越島を目指す予定だったのだが、おっかなくなって近くの漁港に避難することにした。
 向かい波を受けている状態からUターンすると言うのは結構おっかないもんである。しかも、逃げ出そうと言う時は若干気持ちが焦っているので、着艇するまではハラハラだったのである。
 着艇した漁港は祖母ヶ浦というところの漁港のようであった。
 左の写真ではよくわからないが、白波が立っている。風は7〜8m/secというところであろうか? パラグライダーだったらテイクオフはしないな、と言うくらいの風であった。
 まぁ、嫌な思いをするよりはということで、休憩がてら風の動向がどうなるかを待つことにする。
 水はご覧のとおりきれい。そういえばクラゲがやたらとたくさんいた。結構水温が冷たいということなのか? カヤックを始めるまではこんな季節に海の中に何がいるかなんて関心をもったこともなかった。